Vol.1053
PPやPEは何故くっつかないのか?
くっつけるとしたらどのようにすべきか
スエシンが解説致します!
先に期待値をものすごく上げといて、最後にはそれを越す事ができるのは本物である!
久留米でボンドを専門に販売しているスエシンこと末安真次です❗️
エースボンド、産業資材事業部
ミッション、使命
お客様の「できない」を「できる」に繋ぐ
ビジョン、世界観
関わる全ての人が繋がり
更に繋げたくなる世界にする
パッション、情熱
粘り強く問題を解決して信用を積み重ねる
11月18日、こえのブログ
自身をもってこうだ!と言える人はコチラ
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そんな問い合わせもたくさんいただきます
くっつかないから相談に来られるんだと思いますが
くっつきにくい素材として
PP(ポリプロピレン)やPE(ポリエチレン)などがあります
このような素材は何故くっつかないのか?
PPやPEの化学構造と接着剤の化学構造に関係しています
PPやPEの化学構造は以下の通りで極性がほとんどありません!
極性とは?
一般に、特定の方向に沿ってその両極端に相対応する異なった性質を持つことを指します
(いわゆる手のようなもの、官能基)
一般的な各種接着剤は極性を持っています
(いわゆる手のようなものがある、官能基がある)
PPやPEはいわゆる手のようなもの(官能基)がないため
掴むことができず、くっつくことができない!
この極性の関係が接着剤とPPやPEなどの関係にも当てはまる傾向にあり
これがPPやPEなどを接着することが難しい理由です
(しかし、未だ解明されていない部分が多々あるという)
但し、別の観点から見ると
PPやPEは一般的な有機材料と反応しにくいので
その分、耐候性であったり、耐薬品性を有しているといえます!
さらに、耐酸性や耐アルカリ性、耐水性など
バランス良い機能を有しています
では、その難しい素材をくっつけるにはどうしたら良いか?
PPやPEをくっつけるためには一工夫する必要があります
それは、
①プライマー処理を行う事
被着体にプライマーと呼ばれる下塗り剤を塗布することでPPやPEへの接着を改善することができます
水と油は混ざりあいませんが
界面活性剤のように両方ともに反応しやすい官能基をもっている物質を入れる事で混ぜることができます
これと同様に
被着体と接着剤の間にどちらも反応しやすい官能基をもった材料を塗布するとよくくっつきます
最近、普及している接着剤には
PP、PE用接着剤にはプライマーが付いています
セメダインさんの瞬間接着剤PPXですが
プライマーを塗布することで劇的に着くようになり
かなりの部品をくっつけることができます
被着体の下地処理を行って
プライマー(下塗り剤)を塗布することで求める強度を出すことができるかもしれません!
②アンカー効果を高めるために表面を化学的、物理的に粗くすること
アンカー効果とは
被着体の表面を粗く凸凹にすることで接着剤がその凸凹に入り込み
接着強度が増す効果のことです!
ここで、被着体の表面を凸凹にするには
表面を化学的、または物理的に粗くする方法があります
化学的に粗くするには表面に酸を塗る酸処理を行うこともあります!
このような方法で着きにくいPPやPEにもくっつく方法があると覚えておいて頂きたいです
あなたを満足させる接着剤は必ずアル!
日本一美味しい巻き寿司を頂きました!
シャリの加減といい
エビフライのころもといい
卵の味といい
きゅうりの大きさといい
日本一という事は世界一という事です!
大変美味しゅうございました。
ではまた!
スエシンでした!
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